幕府の旗本へ

宝永2年(1705年)、いくつかの偶然が重なり、徳川吉宗は第5代の紀州藩主になりました。同時に、意行は紀州藩の奥小姓に取り立てられます。

享保元年(1716年)、吉宗は今度は幕府の八代将軍に就任。そして意行は将軍小姓として召されました。

紀州藩士から、幕府の旗本に出世したのです。

彼は最終的には小納戸頭取という役職に昇り、田沼家のサラリーは600石となります。

今のお金になおすと年収4000万円くらいでしょうか。