老中として権勢を振るうようになるが…

意行の子の意次は、幼少から西丸小姓となり、後の九代将軍家重に仕えました。

その才幹を高く評価されて家重の側近として働くようになると、1759年(宝暦9年)に遠江相良藩1万石を与えられて大名になります。

家重の死後、今度は十代将軍の家治に重用されました。

1767年に側用人、さらに1769年に側用人を兼務したまま老中格に任じられ、1772年には老中になっています。

老中として権勢を振るい、いわゆる「田沼時代」を現出。相良藩主としては5万7000石までの加増を受け、城を築くことを許された、というのは『べらぼう』で描かれているとおり。

けれども「栄枯盛衰は世の習い」とはよく言ったもので、その権力には次第に翳りが見え出すのでした。

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大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)〜

【放送予定】2025年1月~

【作】森下佳子

【主演】横浜流星(蔦屋重三郎 役)

【制作統括】藤並英樹 【プロデューサー】石村将太、松田恭典 【演出】大原 拓、深川貴志

【放送予定】[総合]日曜 午後8時00分 / 再放送 翌週土曜 午後1時05分[BS・BSP4K]日曜 午後6時00分 [BSP4K]日曜 午後0時15分