相手の気持ちを考えたやり取りを心がける
ここまで不用品を処分する方法を紹介してきたが、最後に注意点を和田さんに聞いた。
「売る、譲る、寄付するを問わず、状態が悪いモノは避けましょう。汚れはきれいに落とし、衣類なら洗濯またはクリーニングに出してから。無料で譲る場合も、相手の気持ちを考えたやり取りを心がけたいですね。
最近では、着なくなった服を店頭で回収し、難民キャンプや被災地などに届ける活動をしているユニクロ、古カーテンや古タオル、羽毛布団などをリユース&リサイクルしているニトリなど、寄付を募る企業も増えてきています。商品券やポイントと引き換えるサービスを実施している時期もあるので、タイミングが合えばお得です」
筆者の場合、ちょうど引っ越しの折にニトリのカーテン回収キャンペーンがあり、古いカーテンを持ち込んで新居用の新しいカーテンをオーダーしたら、次回の買い物に使える600ポイントがもらえてラッキーだった。
「注意したいのは、『古い着物を買い取ります』などと電話をかけてきたり、家に押しかけてきたりする買取専門業者です。目的は貴金属で、タダ同然で持っていかれたなどの被害が多発しています。絶対に相手にせず、貴金属は店頭に金の買取相場をきちんと出している専門店で売却しましょう」(和田さん)
今回、家中の不用品を処分したおかげで、クローゼットに空間ができるくらい荷物が減った。モノが少ないと風通しがいいうえ、散らかす前にサッと動いて片づけるクセもつき、以前より健康的な生活が送れるようになった気がする。今後もムダな買い物に気をつけながら、今の状態を維持していきたい。