ご近所さんに譲れば、処分費用の節約に
処分したいモノの中には、本棚やダイニングテーブルといった大型家具もあった。それらは、利用した引っ越し業者の系列のリサイクルショップに無料で引き取ってもらうことに。在庫過多なアイテムや経年劣化で引き取ってもらえなかったモノは自治体の行っている粗大ごみに出したが、処分費用が1万円超と結構な出費になってしまった。
粗大ごみとして処分したモノの中には、まだ使えるリクライニングチェアや自転車なども。もったいないとは思いつつ、新居で使う予定がなかったため手放すことにした。タダでもいいから、もらってくれる人がいたら譲りたかったのだが……。
地域密着型の情報交換サイト「ジモティー」に登録して近所の方に譲ることを考えたものの、見ず知らずの人に自宅に引き取りに来てもらうシステムが不安で、選択肢から外していたのだ。和田さんはジモティーのヘビーユーザーだそうだが、どのように対応しているのだろうか?
「私は時間を決めて近所のコンビニ前で落ち合うなど、家以外の場所で受け渡しをしています。ジモティーでは、『売る』『譲る』の2つの方法で出品できますが、壊れて使えないモノ以外は、古くてもたいてい引き取り手が見つかりますし、状態のいい家具や家電などは、そこそこの値段を設定しても買い手がつきます。
家具や家電だけでなく、育ちすぎた観葉植物など意外なモノも引き取り手が見つかるので、ダメ元で出品してみては? 同じような情報交換の場を設けている自治体もありますから、市区町村の広報紙などもチェックしてみるといいかもしれません」
家電は、家電リサイクル法により処分にお金がかかることがあるので、タダでも引き取ってもらえると助かる。
ジモティーのサイトを筆者が住む神奈川県で見てみると、「中古あげます・譲ります」として、無料のソファやテーブルのほか、350円の目覚まし時計から60万円の自動車まで、ありとあらゆるモノが出品されていた。