ハリー・ポッター劇場にて!((写真提供:市村さん)

 

舞台は、映画シリーズから19年後の物語。ハリーに子どもができて親子の話が描かれていくんだけど、子育てに苦労しているハリーを見てダンブルドアが言うんだね。もう死んでいるから肖像画になって額縁の中で喋(しゃべ)るんだけど、「愛情で目が見えなくなってはいけない」と。

いいセリフだよね。自分のセリフなのに、僕自身がダンブルドア先生に言われている気がするんだよ。

僕は父親としては背中を見せるタイプ。だけどもう少し言ったほうがいいのかな、とかね。この間も長男に言われたんだ。「もっとビシビシ言ってくれるほうが好きなんだけど」って。

でも、言っても聞いてくれるとは限らないから。中学2年生の次男には学校で何らかのクラブ活動をしてほしかったけど、家でスマホやゲームに夢中なんだよね。スマホがなかった自分の時代とは比べられないのかもしれないけど。