身元保証事業者を選ぶポイント

<事業者に相談する前に>
自分が何をしてほしいか明確にしておく(委任契約・任意後見契約・死後事務委任契約それぞれで)

□ 料金の見せ方に注意する
合計金額だけにとらわれないこと。「事業者の報酬部分」+「実費部分」で整理する

□ どういう時に、誰が何をしてくれるのかを確認する
急に倒れてしまった時、意識不明になった時、認知症になった時、死亡した時。連絡方法や安否確認方法、対応してくれる人材について確認する

□ 運営の基盤・収益をどこで得ているかを調べる
事業内容を確認し、「事業者の報酬部分」に差がある場合、その理由を考える。NPOも社団法人も、赤字では存続できない

□ 契約の方法・解約の方法の詳細をチェック
契約書の条文、重要事項説明書、契約能力や契約意思の確認方法をチェック。契約の内容を変更したり、解約したりする場合の手続きを文書で説明してもらい、確認する

□ 預り金の対応はどうなるか尋ねる
預り金の保全方法、精算方法。余った場合・不足した場合のそれぞれの対応を確認する

□ 現場担当者と話して、経験値やバックグラウンドを把握
正常な判断ができなくなった時を任せる相手のことを、よく知っておくべき。まだ元気だから……と、契約しっぱなしにならないように

<契約したら>
適切なサポートが受けられるよう、誰と何の契約をしているかについて書面に残し、緊急連絡先等とともにわかりやすいところに保管する
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