体はすべてつながっている

最初は脚の裏側全体に、ピリピリと引っ張られるような痛みが出ることでしょう。それでも続けていくと、徐々に痛みに慣れていきます。そうしたら次は「イタタタ~」と痛みに同調するのではなく、それを眺めるように意識してみてください。痛さに抵抗したり、拒否したりするのではなく、受け入れてみる。この感覚をつかむことが、実はやわらかな体へとつながる重要なカギだと私は実感しています。開脚はその感覚をつかむための練習ととらえるといいでしょう。

痛みに同調していると、呼吸を止めてしまいがちですが、受け入れられるようになるとラクに呼吸ができます。

このようにして開脚を続けているうちに、徐々に脚をより広げられるようになり、後ろに倒れていた骨盤も立てられるようになりました。それにともなって前屈もできるようになったのです。

体はすべてつながっているのですから、どこかが変化すると、ほかの部分も変わっていくものです。やがては体と心がラクになっていることを実感できるようになると思います。そのためにも、まずは「毎日、やる!」と決めること。何事も最初がいちばんつらいもの。でも、続けなければ結果が出ることはないと確信しています。

※本稿は、『何歳からでも輝ける秘訣』(主婦の友社)の一部を再編集したものです。

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