自律神経を「整える」だけでは、体は変わらない

自律神経の活動レベルが高いというのは、交感神経も副交感神経もともに活性レベルが高くて、適切に、素早くこの2つが切り替わることをいいます。

自律神経のレベルが高ければ、寒かったら交感神経がパッと働いて体温が上がります。

『京大式 脂肪燃焼メソッド』(著:森谷敏夫/青春出版社)

立ち上がったときも交感神経が素早く働きますので、瞬間的に血圧が上がり、立ちくらみを起こすことなどありません。

さらに、外部からストレスを受けて体が緊張状態になれば、交感神経が活性化して興奮しますが、しばらくすると副交感神経が交感神経より上の活性レベルまで上がって、きちんとリラックスできます。これも、自律神経の活動レベルが高いためです。