ラジオのような双方向性

鈴木アナは、『ニュース7』のキャスターなどを経て、2021年度から『あさイチ』のMCを務めている。ともにMCを務めるお笑いコンビ「博多華丸・大吉」の2人は、「番組の支柱のような存在」と表現する。生放送を終えた鈴木アナに話を聞いた。

「困ったことがあるとまず、みんな大吉さんを見ます。スタジオでうまく言葉がつながらない時、大吉さんがなんとかしてくれる。誰も傷つけない、でも通り一遍ではないコメントがすごいなと思います。打ち合わせで不安なことがあっても、大吉さんが『大丈夫です、お任せください』と言ってくれる。何がどう大丈夫かはおっしゃらないんですが(笑)、安心できます」

華丸さんは、自由な発言や新たな視点で、場を和ませてくれるという。この日は、妻を亡くした男性が、支援センターの紹介でレコード喫茶に行ったことが報告された。ほかの出演者がレコード喫茶で参加者が集まる様子に注目するなか、華丸さんは「(男性の)顔色もよくなったね」とコメントしていた。

「華丸さんは、普段から台本をしっかり見るタイプではなくて、だからこそ大吉さんとの視点の違いがまたおもしろい。華丸さんが思いがけないことを言って場を和ませてくれたり、意外な流れになったりすることもある。お2人のコンビネーションや仲の良さが番組ににじみ出ているのも良いですよね」と信頼を寄せる。