洗面台まわりは「何も出ていない状態」が正解?
洗面台まわりは、毎日朝晩必ず使う場所だからこそ、さまざまなアイテムが「出したまま」「置きっぱなし」になりやすい場所でもあります。しかし、だからといって、「何も出ていない状態」が正解というわけではありません。
たとえば歯ブラシやスキンケア用品など、朝晩必ず使うものは出しっぱなしにしていても良いと私は思います。よく使うものは、その都度しまうよりも、洗面台の上など手に取りやすい場所に置いておいたほうが、かえって使いやすく、ストレスも減ります。
その場合、ただ洗面台の上にポンと置くよりも、トレーや小さな箱を活用するのがおすすめ。たとえばスキンケア用品もなんとなく並べるのではなく、トレーの中に一式まとめて置くだけで、「整えて置かれている」ように見えます。
洗面台まわりの収納スペースとしては「鏡裏収納」のご家庭も多いと思いますが、使うたびに扉を開け閉めするのは、案外不便。
そんな場合はいっそのこと、よく使うものは洗面台の上や手に取りやすい位置に置き、鏡裏収納には毎日は使わないものやストック品を入れるようにすると、動線がスムーズになります。
家族それぞれが使うアイテムで洗面台の上が混雑しやすい場合は、蓋なしの箱などで個別に分けておくと、誰がどこに何を戻せばよいかが明確になります。
また、家族全員が使うドライヤーなどの家電類は、コードが絡まるだけでもストレスになりやすいもの。わざわざ袋などに入れたり、使うたびにコードを整えたりしなくても、ドライヤーと同系色のカゴにただ入れるだけの収納でも、見た目はすっきりとします。