掃除道具・ストック品は「ゾーン」を決めて
洗面台の下や吊り戸棚といったスペースが限られている場所は、何となく空いているからとモノを詰め込むのではなく、エリアごとに「ここには〇〇を置く」などとある程度決めておくと良いでしょう。
たとえば「洗面台の下は掃除道具のゾーン」と明確に位置づけると、モノの混在が防げて、使いたいときにサッと取り出しやすくなります。
掃除用具周りで気をつけたいのは、ストック品です。たくさんあると安心したり、ドラッグストアで特売されているのを見るとつい買ってしまったりする気持ちは分かりますが、必要以上に買い込むのは要注意。収納スペースがあっという間にパンパンになり、使いきれずに古くなってしまうこともあります。
ストックは使い切れる量を意識し、「いくつあるか」がひと目でわかるようにしておくと、在庫管理がとても楽になります。たとえば、よく使う洗剤類なら「あと1〜2個ある」と記憶に残る程度の在庫数にとどめておくのがおすすめです。
ただし、在庫は「何個あれば正解」というものではありません。収納スペースの広さや使用頻度などによって、必要な量の最適解を出すことができたら、ストレスも減ってくるでしょう。
さらに、掃除道具や細かいアイテムの収納に便利なカゴですが、いつの間にか「なんでも入れ」になってしまいがち。何が入っているか分からなくなると、中身を確認して整理し直すことさえ面倒に感じてしまうもの。カゴは「半年に1回など定期的に見直す」前提で使うのがポイントです。
タオルは、気づけば増えやすいアイテムのひとつ。まずは、家族の人数や洗濯の頻度に対して「何枚あれば足りるか?」を見直してみましょう。
頂き物のタオルなどは、なんとなく使わずにしまい込んでいて、いつの間にか収納スペースを圧迫していることも少なくありません。タオルも、使わないでいると劣化してしまいます。捨てるのがもったいない場合は、バザーや寄付などの“出口”を決めてあげると、手放しやすくなります。