実はムセない人の方が<誤嚥性肺炎リスク>が…
しかも、誤嚥性肺炎対策に積極的に取り組んでいる志木市(埼玉県)によると、喉の筋肉の衰えに気づけるのはわずか5〜7%。更に厄介なのは、誤嚥は自分で気づけないということ。
詳しく説明すれば、嚥下機能が衰えてきた初期は「むせ」などの症状が出ます。
これは誤嚥に対する反射、言い換えると体の防御反応といえます。むせることで誤嚥を察知して、肺に行かないように防御をしているのです。
しかし嚥下機能が本当に衰えてくると、この反応がなくなる。そのため、無防御状態となり、誤嚥が発生してしまいます。
だから「以前は良くむせていたけれど、最近はなくなったな」という人の方が、実はこれから誤嚥をする可能性がある、ということです。
つまり誤嚥性肺炎のリスクも高くなっているのかもしれません。