<前回のあらすじ>
津坂瑞帆がデスクで仕事をしていると、倉島直美という見知らぬ女性から突然電話がかかってくる。
直美(酒井若菜さん)は行方不明になっている夫・倉島隆の足取りを追っており、瑞帆との間に何かがあったのではないかと疑念を抱いていた。
直美は、「一緒に探してもらえませんか」と瑞帆に協力を求める。さらに「警察の話では、隆の最後の携帯番号の位置情報は東京だったらしい」と告げられた瑞帆は、罪悪感と直美の必死さに断りきれず、その申し出を受け入れてしまう。
そしてある晩、瑞帆が帰宅すると、リビングでは夫・津坂慎也と郷田肇が一緒にお酒を飲んでいた。
瑞帆の不在中に招かれていた郷田は、笑顔を浮かべながら慎也と談笑していたが、《駐車場》《高校の担任》など隆を連想させるような発言を口にする。
郷田が現れたのは偶然であるはずもなく、瑞帆は恐怖に押しつぶされそうになる。郷田が帰宅した後、瑞帆は恐怖から苛立ち慎也に強く当たってしまう。
翌朝、瑞帆の出勤途中に突然現れた郷田。「瑞帆さんが悪いんですよ」「僕の連絡を無視するから」と迫ってくる郷田を警戒する瑞帆。
2人の異様な様子を、同僚の樋口麻土香(小西桜子さん)が偶然見ていて――。