「何を食べるか」ではなく……
忙しくてなかなか時間がとれず、仕事をしながらランチをすませたり、本や新聞、スマホを見ながら食事をしていませんか? その結果、「食べた気がしない」という不思議な感覚に囚われたことはありませんか? 「ながら食べ」をすると、なかなか満腹感を得ることができません。
パリジェンヌは決して「ながら食べ」をしません。食事に時間を取り、そして食べることに専念します。食事中は食べているもの、その食事を作ってくれた人、そしてそこから得られる快楽に意識を集中させているのです。
それはなぜかといえば、単純に食を愉しむためです。食は体のためだけではなく、心の活性剤になることをパリジェンヌはよく心得ているのです。
同僚とランチをするようになってからというもの、私は「ながら食べ」をやめることを心掛けました。早食いがすぐに治ったわけではありません。けれども、太らないために「何を食べるか」ということに執着していた私が、「どう食べるか」ということに意識をシフトするようになったのです。それはとても大きな収穫でした。
無理やり連れ出してくれたファニーに感謝しなければなりません。
※本稿は、『パリジェンヌはダイエットがお嫌い』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。
『パリジェンヌはダイエットがお嫌い』(著:藤原淳/ダイヤモンド社)
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