<「高齢社会をよくする女性の会」ホームページより>

『婦人公論』ではエッセイにインタビューにとご登場いただき、読者の皆さんにはお馴染みの評論家・樋口恵子さん。その樋口さんの名前を冠した「樋口恵子賞」の内容と、第4回「樋口恵子賞の募集」についてお知らせします。

昨今の樋口さんは、『老いの福袋』や『老いの上機嫌』など、《老い》をテーマにしたエッセイ本がベストセラーとなり話題ですが、評論家として若い頃から女性問題と向き合い、男女共同参画や高齢者社会について官公庁に提言するなど活動を続けてきました。

とくに2000年には、介護保険制度を仲間とともに実現。以来、「NPO法人 高齢社会をよくする女性の会」で、長年理事長を務めてきました。

現在は、名誉理事長を務める樋口さんが、90代の節目を迎えた2022年、「NPO法人 高齢社会をよくする女性の会」は、次世代の福祉活動を支援するという主旨で「樋口恵子賞」を創設しました。

「樋口恵子賞」は、2023年の第1回の授賞式から、高齢者が経済的にも精神的にも自立し、生き甲斐をもって社会参加できること目指して活動を行っている個人や団体を表彰してきました。賞の選考委員は弁護士や大学教授が担当、賞金は樋口さんの拠出金から賄われています。介護や子育ての地域活動から、ジェンダー問題まで、さまざまなととりくみが表彰されてきました。

それ以降、年々応募数は増え続け、表彰対象となる福祉の活動も多彩に。日本全国、地道な活動にもスポットライトが当たることで、世の中の変革と希望を感じさせる賞となっています。

そしてこの度、「第4回 樋口恵子賞」について、以下に、締切や募集要項をご案内します。よりよい社会をつくるために日々活動している皆さま、個人でもグループでもけっこうです。ぜひ、ご応募ください。 自薦他薦は問いません。(文・婦人公論編集部)

 

◆「第4回 樋口恵子賞」の募集のお知らせ

「第4回 樋口恵子賞」の募集を下記の要領で実施いたします。申請書や詳細につきましては「第4回 樋口恵子賞募集」の公式ホームページをご参照いただければ幸いです。

※「第4回 樋口恵子賞募集 公式ホームページ」https://wabas.sakura.ne.jp/event/event.html#20250820

応募締切 :2025年8月20日(当日消印有効)
副賞   :総額120万円
応募方法 :申請書に記入し郵送のこと(申請書の配布につきましては事務局より郵送)または、「高齢社会をよくする女性の会」ホームページからもダウンロードが可能です。(https://wabas.sakura.ne.jp/event/event.html#20250820
受賞者発表:2025年10月末の最終審査終了後、メール等にてお知らせ
受賞式  :2025年12月13日 午後1時より東京ウィメンズプラザ(渋谷)にて開催される「高齢社会をよくする女性の会」討ち入りシンポジウムの後で表彰式を開催

※ご不明の点は下記までお問い合わせください。
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-9-1 宮庭マンション802
NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」事務局

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