からだの痛みに潜む病気はこんなに多い!
肩こり
頸椎椎間板ヘルニア、頸椎症性脊髄症、頸椎腫瘍、がん、心筋梗塞、狭心症、うつ、糖尿病など
腰痛
腰椎脊椎間狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、がん、卵巣囊腫などの婦人科疾患、膵炎、腎臓疾患、消化器疾患、泌尿器科疾患など
多くの人は運動不足。30分ごとに動くように
たとえ今感じている痛みの原因が重篤な疾患でなかったとしても、肩こりや腰痛、関節痛は慢性化する前に改善しておきたいもの。日常でできる対処法をお教えします。
更年期世代で慢性的な肩こりや腰痛を訴える女性は、総じて運動をしていません。加齢により筋肉量の低下や骨粗しょう症が懸念されているわけですから、ストレッチやウォーキングなどを始めましょう。
筋肉のまわりにある筋膜は、30分動かないだけで固まり始めます。つまり、1時間のドラマを座って見ているだけで、からだが固まってしまうのです。座って仕事をしている人も同様。30分に一度は立ち上がり、肩や腰、膝を回して動かしましょう。
そして寝返りも重要です。寝る前に右側と左側にそれぞれゴロンと半回転して、寝具や寝巻が挟まって寝返りが打てなくなっていないかチェックしましょう。骨への対策は、壁に背中をつけた状態で足を揃えて立ち、つま先立ちからかかとをストンと落とす動きを1日30回ほど。骨に刺激を与えることで、骨粗しょう症の予防になります。
痛みのSOSは見逃さずに、適切に対処してしっかり改善しましょう。