広告はオマケじゃない 見るだけで効果抜群「広告脳活」

紙面に載っている広告を目的に、新聞を購読している人はいないと思います。

しかし、広告も新聞を構成する立派な要素のひとつです。せっかくなので、「単なるムダなスペース」だと読み飛ばしてしまわず脳活に生かしましょう。

たとえば、新聞の広告は1枚の写真や絵として楽しめます。さらに、限られた文字数の中で目を引くキャッチコピーを作る人たちの技術は超一流です。

ですから、広告を味わってみてください。

なぜこのキャッチコピーなのか、なぜ新聞に広告を出したのかなど、コピーライターや広告主の思考を推理するのもよいでしょう。

単に広告を眺めるのではなく、そこから何かを学び取ろうとするだけでも脳は刺激され、基礎思考力が鍛えられます。

また、紙面の下のほうには本や雑誌の広告が掲載されていたりします。書店では自分の興味があるコーナーにしか行かないかもしれませんが、新聞広告では、普段気にもとめないようなジャンルの本と出会えるかもしれません。この新しいものとの出会いも脳には大きな刺激となります。

旅行広告を見ながら、そこへ旅行している自分をイメージするのも楽しい遊びです。いわば脳内旅行ですね。想像力をはたらかせることは、意欲や基礎思考力をアップさせることにつながります。

 

広告にも注目してみる(写真はイメージ/写真提供:Photo AC)