翌日も同じ時間に同じことを始めようとして、これではいけないと手に取ったのが「アスレティアスイッチング アロマピローミスト/SLEEP」(3850円)だ。「これ、いいよ」とライター仲間から勧められていたけど、「香りで寝られたら苦労はしないって」と手が伸びなかった。
だけど2日連続の深夜ゲームは馬鹿が過ぎると、枕にシュッシュッと2プッシュしたら、あら不思議。いつの間にか意識が遠のいていた。調べたら、ラベンダー、オレンジ、カモミールをメインに、眠るための香りを凝縮しているのだそう。気が立って眠れない時など、リラックス効果は絶大だ。

しかし、飲酒の影響はまだ終わらなかった。翌々日もお約束のように午前3時に中途覚醒だ。この日のために「nerugoo 充電式ホットアイマスク」(4280円)を使おうと、USBで充電をして枕元に用意しておいた。来るなら来いと、不眠を迎え撃つ構えだ。
アイマスクは眼球がちょうどよく温められて「ああ、いい気持ち」と思ったら、ストンと眠っていた。疲れた目をリラックスさせてくれるので、昼間、原稿執筆の合間に仮眠をとる時も重宝している。
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そんなわけで、私はほとんどの睡眠グッズに体が反応したが、これらのグッズは快眠の一助になったに過ぎない。
今日もまた午後4時になると「ブレインスリープ」が、「カフェインの入った飲み物は控えましょう」とメッセージを送ってくる。夜には「入眠90分前にはお風呂に入りましょう」とか細かな指示出しをしてくるのだ。
これに対して「アプリに何がわかる!」と昭和女の意地を張ったらダメ。「老いては子に従え」ではない。令和の今は「ハイテク商品に従え」だ。快眠こそ若さの秘訣。私はいつまでもオバさんでいたいもの。