メイクの仕上がりは70%を目指す?

YUTA.:総合点で「なんかいいかも」と感じさせる人の特徴として、意外に「メイクを完璧に仕上げていない」という共通点があるかもしれません。

逆に、完璧な眉毛、完璧なまつ毛、完璧なアイメイクというと、どこか圧を感じませんか? 著書の中でも、プロのヘアメイクが実践するメソッドとして<70%の法則>を紹介しています。

YUTA.「鏡に映る自分の顔は、他人が見る顔と左右が反転しています。そこで書籍では人から見た自分の印象を確認するために、カメラの設定方法などもご紹介しています」

つまり、完璧なメイクを求めると、それに至らなかった場合、どうしてもやり直しをしたくなる。でも最初から70%の仕上がりを目指せば、ある程度で納得できる分、やり直しの必要がなく、結果として時短にもなる…というもの。

さらに言えば、そのほうが「その人らしさ」が引き立ちます。いわゆる「抜け感」と言われるシャレた印象も覚えたり。別の言い方をすれば、全体の雰囲気として清潔感があったり、健康的でイキイキしているように見えるわけです。

櫻田:全体のバランスを整えて「総合点」を上げるには、まずはどこから手を付ければいいのでしょうか?

YUTA.:ポイントは「髪」「肌」「眉」です。この3つを並行して整えていくだけで、間違いなくシャレた印象になりますよ。