「髪」「肌」「眉」のポイント
YUTA.:まず髪。
髪については、質感を整え、健康的なツヤとハリがあること。その上で、全体のシルエットがロングヘアでもショートカットでも「ひし形」のバランスになることを意識しましょう。
長方形のシルエットだと、間延びした印象になってしまいます。また、てっぺんがつぶれていると、詰まった印象に見えたりします。そのため、トップに高さを持たせ、ハチまわり(鉢巻を巻く位置)を抑え気味にして、顔まわりに高さがあると、バランスがとれるんです。
櫻田:年齢を重ねると、シワやたるみが気になるものですが、肌は、どう整えていけばいいですか?
YUTA.:肌で大切なのはツヤとハリ、そして清潔感です。古い角質や毛穴詰まりがあると、肌がくすんで見えて、顔自体が暗く見えたりします。
くすみが気になるときは、毛穴の詰まりを取ったり、角質ケアをしたりしてください。あと、「水分・油分」のバランスを8:2くらいの比率で意識すると、ツヤとハリのある肌に仕上がり、メイク崩れを防ぐことにもつながります。
櫻田:YUTA.さんのメソッドでも、水分と油分のバランスを整えるステップが紹介されていますが、本来、理想的な肌というのは、どんな状態なのでしょうか?
YUTA.:肌にさわったとき、吸いつくような感覚があるのが理想的な状態です。肌にごわごわ感があったり、ちょっと硬さを感じたりすると、化粧水が浸透しにくかったり、メイクのよれの原因にもなったりします。
なので、さわってみて「なんか、もちっとするな」と感じるくらいまで、肌に化粧水をなじませてしっかり保湿することが大切です。
年齢を重ねると、オイルなどで水分の蒸発を防ごうとしがちですが、テカりや、メイク崩れの原因になったりします。まずは水分と油分のバランスを意識してみてくださいね。
櫻田:最後に「眉」のポイントを教えてください。
YUTA.:眉には、はずしてはいけない「起点」というのがあります。それは眉頭、眉山、眉尻の3つ。特に、眉のはじまりである眉頭の位置がはずれてしまえば、間延びした印象になりますし、逆に左右の眉頭が詰まりすぎると、きつい印象に見えたりします。

眉頭の位置は、眉間に自分の指で、人差し指と中指を2本(人によっては1.5本くらい)あてて、それを目安にとると、バランスよく見えます。