内面は表情に出る
YUTA.:もう一つ覚えてほしい点として、「内面は表情に出る」という事実があります。それこそ自分の気持ちが、鏡のごとくその顔に映しだされます。
表情のほとんどは無意識につくられるからこそ、その人が抱えてきた感情が表情に映し出される。つまりメイクで外見を整えるだけでは、心からの美しさを引き出すことがでないのです。
ですので、櫻田さんのように「内面」と「外見」の両方を磨くことが大切だと思います。よく「笑顔になると、人はきれいになる。きれいになると、人は笑顔になる」と聞きますが、それは本当なんです。
櫻田:別の記事でも話題に出ましたが、私の場合「自分はブスだ」という自己定義を手放せないまま、美人になる努力を始めました。だから、心と言動が真逆の方向に走り始めてしまって…。自分と仲が悪いどころか、決裂していました(笑)。それで心を病んでしまったり。
もしきれいになりたいという気持ちがあるのなら、「私なんて」とか「もうおばさんだし」という自虐はやめて欲しい。自分への悪口は、自分との関係性を悪くするだけにすぎませんから。
一方で、ご自身の外見に強いコンプレックスがある方ほど、伸びしろは大きいと思います。私自身がそうでしたが、気持ちの持ち方で美しさを台無しにしている分、気持ちを変えれば、見た目も大きく変わりやすい。
なんだか、自己啓発のような話になっているかもしれないですね。
YUTA.:メイクや美容って、究極の自己啓発だと思っているんです。多くの自己啓発書に「やっぱり行動することが大事」と記されているように、まずは「やってみること」がやはり大切です。
話題にあがった「自撮り」や「内面を磨く」のもそうですが、実際に行動してみることで、変化を感じられるようになります。そして、継続していくこと。メイクも美容も、継続してこそ、変化につながっていく。すると、メイクと美容には、魔法のように人生を変えるチカラがあることを実感するはずです。
年齢を重ねると、家事や仕事などに追われて、どうしても自分のことをあと回しにしがちです。自分らしく輝き続けるためにも、自分のことをもっと大切にしてほしいと思います。