2020年4月28日号

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[特集]
〈からだの変化、夫の定年……〉
人生の節目を軽やかに越える

子育てが一段落した途端、親の介護が始まったり、閉経を迎えて思わぬ体調不良に見舞われることも。はたまた、定年して家にいる夫に、これほど振り回されるなんて。人生の後半は、自分ばかりでなく家族の転機や節目にも、思いのほか影響を受けるものです。押し寄せる変化を前向きにとらえて、しなやかに乗り切る知恵をみつけませんか

●注目記事●

”三姉妹”鼎談
〈振り返ったときに、初めてわかることもある〉
ものごとの「正解」は、ひとつじゃないから
江國香織×川上弘美×山田詠美

同世代で、作風は異なるものの仲良しのお三方。最近読んだ小説を勧め合うこともあるそうです。3人の“集合”は実に12年ぶり。息の合ったやりとりは、思いがけない方向に展開して──

川上 久しぶりにこの3人で集まったわけだけど、今日は、「自分が年くったぜ!」という話をすればいいらしいです。(笑)

山田 私たちぐらいでも、生きているといろいろあるものね。私の場合、ここ10年でいちばんの変化は結婚したことかな。ちょうど10年前に出会った人と、その翌年に結婚しました。

江國 ある程度の年齢になってから誰かと暮らし始めるって、かなり大きな変化がありそう。

山田 それが、意外とないんだよね(笑)。若い頃に恋愛して結婚したときと違って、各々ライフスタイルも定まっているじゃない。それをお互いに大きく変える必要はなかった。一緒に暮らすなかで、「これが楽しい」「これは嫌だ」と感じるところが似ているなと日々小さな発見があって、面白いよ。

川上 結婚を決めるきっかけは何だったの?

山田 誰もが何かしら影響を受けていたと思うけど、やっぱり2011年に東日本大震災があったから。あのとき2人で「一緒にいないといけない」と決めた気がする。

江國 私は……相変わらずぼうっと生きています。ただ、日々確実に「老い」を実感していて。

川上 いちばん若い江國さんが何を……。

山田 私と川上さんなんて、還暦超えたよ。

川上 まあ還暦迎えたからって、何が変わるわけでもないんですけれどね。

山田 あ、でも夫に焼きもちをやかせないように心掛けている。今までさんざん騒動起こしてきて、還暦過ぎでまたやらかしたらまずいじゃない。(笑)
(一部抜粋)


他にも、大黒摩季さんのインタビュー「どんな向かい風も向きを変えれば追い風に」、又吉直樹さんの「〈作家と芸人、二つの道〉憧れていた親とは違う生き方を選んで」、専門家による「からだと心の変化に振り回されないための心得」などが掲載されています。

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[第二特集]
私は見た!職場のモンスターたち

いつも周囲を不愉快にさせるあの人。仕事に対する態度、言動に問題があるあの人。対処すべきは会社や上司のはずなのに、手が打たれないまま、ストレスは増すばかり――。そのイライラ、モヤモヤを思い切り吐き出してみませんか。職場の迷惑な人との、適度な付き合い方のヒントもご紹介します

●注目記事●

〈こんな同僚、部下、上司はイヤだ!〉
手に負えない 迷惑モンスター図鑑

仕事をしていると、まわりに1人くらいは迷惑で厄介な人がいるものです。そのなかでも、手に負えない“モンスターに” は要注意。本誌が行ったアンケートにも目撃報告が寄せられています
(一部抜粋)

●まるで悲劇のヒロイン!?  演技派な噓つきモンスター

●立場を悪用し強要する 野放しパワハラモンスター

●なぜか周囲がご機嫌伺い メンタル不安定モンスター 

●キメゼリフは「いや」「でも」「だって」 超利己主義モンスター

●「損ばかり」と思い込む激昂する 被害妄想モンスター

の生態は?


他にも、専門家が教える 「〈その迷惑行為にどう対処する?〉社内のトラブルメーカーにつぶされないためにできること」、レイザーラモンRGさんのインタビュー「〈あらゆる仕事を渡り歩いたRG流・処世術〉逆境での〝ハッタリ〟が僕の最大の武器になった」が掲載されています! 

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[読みもの]

〈”目で見る”ことの大切さを実感して〉
知らない世界に触れたい
瀬戸康史

ドラマや映画での活躍にとどまらず、錚々たる舞台人からも引っ張りだこの瀬戸康史さん。その豊かな表現力の秘密に迫ります

17歳で福岡県から上京し、役者の仕事を始めて、もうすぐ15年が経ちます。子どもの頃は、まさか自分がこういう場所にいることになるとは思いもしなかったですね。デビュー当時なんて、地元にいる親や友だちに電話で「全然大丈夫やけんねー」と強がりを言って、切ったあとに泣く、という毎日を過ごしていましたから。

もとは獣医を目指していたんです。俳優の道に進んだのは、母の希望。母はピアニストを目指しながらも志半ばで諦めざるをえなかったそうで、“表現する”という夢を僕に託しました。自分の夢のことを考えると複雑な思いはあったものの、長男の僕を東京に送り出す親の覚悟を感じ取り、期待に応えようと決意しました。

そしてふと気づけば、自分の夢になっていた。福岡って演劇や音楽といった芸事がさかんな土地なんです。僕も幼い頃に発表会でお芝居をしましたし、福岡を代表する祭「博多祇園山笠」にも参加しました。地域の行事で和太鼓に挑戦したこともありましたね。子どもの頃から表現する機会が多かったので、その楽しさが心に刻まれていたのかもしれません。今ではこの世界に入ってよかったと思いますし、親にも感謝しています。
(一部抜粋)

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独占告白!
〈中村竜太郎の「会いたい人に会いに行く!」〉
「謹慎中のしんどさを忘れない」
ゲスト・田村亮

2019年6月に世間を騒がせた、吉本興業の芸人たちによる“闇営業”問題。振り込め詐欺グループの忘年会に出席し、金銭を受領していたということで、仲介したカラテカ・入江慎也さんが契約解除され、雨上がり決死隊の宮迫博之さん、ロンドンブーツ1号2号の田村亮さんらが謹慎に追い込まれた。20年1月にトークライブで復帰した田村亮さんに、事件の真相を聞いた

中村 今年1月、亮さんの復帰トークライブに伺わせてもらいましたが、会場はあたたかい声援でいっぱいでした。19年に発覚した“闇営業”騒動から10ヵ月、4月7日に『ロンドンハーツ』で地上波に復帰されました。

田村 はい。ありがとうございます。相方の(田村)淳をはじめ大勢の助けがあってのことで、どんなに言葉を尽くしても足りないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。19年7月に宮迫さんと一緒に謝罪会見を開きましたが、その時点では所属する吉本興業を出てフリーでやっていこう、と本気で思っていましたから。謹慎処分の後、会社に対して不信感があったのは事実ですし、淳が間に入ってくれても頑なにやり取りを拒絶したこともありました。僕自身すごく強情なところがあり……。僕が会社に無断でああいう形の記者会見を開いたわけですから、吉本との間に確執が生まれたのは当然だと思います。

中村 しかし先日の復帰ライブでは、吉本のスタッフが全面協力していました。株式会社LONDONBOOTSというお二人の事務所を立ち上げ、その社長となった淳さんの働きかけもあったとは思いますが、吉本と直接の話し合いはあったんですか。

田村 あれから僕らのせいで吉本がゴタゴタして、当初は会社の人に会えなかったんですけど、その後、「ああいう会見をさせてすまなかった。そこまで追い込んでいたと気づけなくて申し訳なかった」と言ってもらいまして。僕も恐縮してしまい、話し合ううちに徐々にわだかまりが消えていき……そんな感じですね。
(一部抜粋)

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他にも、

〈結婚生活はまだまだ楽しくて〉
今が若い時より数段いい!
そんな未来を私たちが拓くのだ

大楠道代×桃井かおり

〈「40歳までは生きろ」が家訓でした〉
結婚を決めたのは
ひとりで生きる自信がついたから

壇蜜

〈ルポ このままでは月収5万円に!?〉
感染拡大で解雇、
収入ダウンに直面して

片田直久

〈今こそ演劇にできることがある〉
”自粛”に舞台芸術が
押しつぶされないために

平田オリザ

静寂の中で自分自身と向き合う
天空の宗教都市・高野山、
「永遠のたましい」を感じる聖地

江原啓之

清水ミチコの
三人寄れば無礼講

ゲスト ジェーン・スー&野宮真貴

などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!

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