優秀な人材への適切なアプローチ

できる部下との関係性を築くには、「教える」スタンスではなく、「教えてもらう」「頼る」スタンスが効果的です。

「この件について、一番詳しい佐藤さんの意見を聞きたいと思って」

(写真提供:Photo AC)

「このジャンルであれば、田中さんに聞くのが一番だと思ったんだけど、教えてくれる?」

「いつも仕事が速い山本さんに、ぜひその進め方を教えてもらいたい。そして、それを職場に還元してほしい」

このようなアプローチは、できる部下と組織をつなぐ方法としてとても有効です。プライドが邪魔して、こうした振る舞いができない管理職も多いのですが、優秀な部下の能力をより活かせるような関わり方をすることで、その人の離職リスクを下げることができます。