茶道具は身近にあるものから始めよう

特別な道具がなくても、おうちで気軽に茶道を楽しむ方法をご紹介します。本格的な茶道具がなくても大丈夫。家にあるものを活用すれば、十分に雰囲気を楽しめます。

本来、茶の湯の道具でなかったものを、茶の湯の道具として使うことを「見立て」といいます。この見立て、千利休も楽しんでいました。

茶道体験にいらした外国人のお客様から、「このマグカップでお抹茶を点てていただくことはできますか?」と言われて、お客様お気に入りのマグカップでお抹茶を点てたこともあります。

また、「自国ではこのような抹茶茶碗が手軽に手に入らないけれども、どうしたらいいですか?」と尋ねられた際は、「カフェオレボウルや、口の広い深さのある器で代用して楽しんでみてください」とお伝えしました。

(写真:『一日5分で自分をリセットする ひとり茶道』より)