良質な睡眠は「日中の過ごし方」で作られる
実は、ぐっすり眠れるかどうかは、夜だけでなく、日中の過ごし方に大きく左右されます。
●適度な運動を習慣に
体の疲れが足りないと、寝つきが悪くなることがあります。日中のウォーキングや、ラジオ体操、ストレッチなど、無理のない範囲で体を動かす習慣をつけましょう。特に、座り仕事やリモートワークが中心の方は、意識的に体を動かすことが大切です。毎日15分でもいいので、涼しい朝や夜に散歩をすることで、心身ともに良い循環が生まれます。
●睡眠環境と体を整える
寝る前にカフェインやアルコールを摂らないのはもちろんですが、睡眠環境にも気を配りましょう。エアコンを適切な温度に保ったり、寝具の素材を見直したりすることで、快適な睡眠環境を整えることができます。
一方、クーラーで体が冷えすぎて眠れない方もいらっしゃいます。そんな時は、首筋や耳の後ろ、足先などを温めてみましょう。タオルを濡らして温め、首にかけたり、洗面器にお湯を張って足湯をしたりすることで、リラックス効果が高まり、眠気を誘うことができます。特に秋から冬にかけては、体をリラックスさせる副交感神経を優位にするためにも「体を温めること」を意識してください。