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爪と足のトラブルを予防・改善するには、毎日のセルフケアが何より大切。医療現場でも行われているお手入れ法をマスターして、足元から健康を取り戻しましょう(構成:村瀬素子 イラスト:ネコポンギポンギ)

ブラシを使って爪の周りも洗浄する

爪は皮膚の一部です。顔のスキンケアを入念に行うのと同じように、丁寧に洗って清潔にし、保湿する、というお手入れを習慣にしましょう。

足を石鹸できれいに洗うことは、ケアの基本中の基本です。汗腺が多い足の裏や、指と指の間はムレやすい場所。不潔な状態だと、細菌やカビが繁殖しやすくなります。

洗い方のポイントは、石鹸をよく泡立て、泡で汚れを取るようにすること。ゴシゴシこするのはNG。汚れがたまりやすい爪の周りは軟らかいブラシで洗うとよいでしょう。こうして清潔に保てば、爪白癬(つめはくせん)などの感染症を予防できます。巻き爪になると爪溝が深くなって古い角質がたまりますが、ブラシ洗浄を続けたら改善したという例も。

洗ったあと、水分をしっかり拭き取ることも重要。水分が皮膚に残っていると不衛生になり、菌が繁殖しやすくなります。