ハッカ糖が売られているコーナーのそばには、たいてい黒飴やべっこう飴、ニッキ飴などが、お仲間のように並んでいます。でも私が買うのは、ハッカ糖だけと決まっているのです。
売り場で見つけた時は、店頭にある分すべて、かごに入れてしまいます。1袋100円といえど、1ヵ月に4000円も5000円も買い込むので、年間では5万円近くなり、出費はばかにならないのに。
ハッカ糖は、どこにでもあるお菓子ではありません。コンビニに行くとハッカ味の「飴」はありますが、私はハッカ「糖」でなくては嫌なのです。近所の大きなスーパーには取り扱いがなく、自宅からはやや離れたドラッグストアまで、自転車で20分かけて買いにいきます。
あるときは雨が降っているのにどうしても食べたくなり、カッパを着て店まで向かいました。仕事でへとへとだった日にもわざわざ足を運んで、売り切れでがっかりしながら何も買わずに帰ったこともあります。
一度に16袋も買い込んだ日の帰り道、信号待ちの間に、袋を開けてサッとほおばった時の幸せ。どうしても我慢ができない状態を、自分でもおかしいとは思うのですが……。