スリムな体形と言われて70年間生きてきたのに
実はハッカ糖をやめられないことは、家族にも内緒にしています。ある時、夫とふたりでドライブに行った際、峠のお土産屋さんで、いつも買っているものとそっくりなハッカ糖を発見。
思わず手が伸びましたが、観光地だからか割高なことが幸いし、買わずに済んだので、夫にはばれませんでした。私の場合は1袋では足りず、少なくとも5袋は必要ですから。
ハッカ糖を食べ続けたある日、かつてないほど体重が増えてしまったことに気がつきました。鏡に映る丸々とした自分の顔と、お腹がぽこっと飛び出た姿に、ガーンと頭を殴られたような衝撃が。
それまでは周りの人から、「痩せている」「スマートでいいね」とずっと言われていたのに、いつのまにか5~6キロも太っていたのです。
あわててタンスから何着かよそ行きのスカートやパンツを出してはいてみると、ファスナーが上がりません。私にとっては本当にショックな出来事で、しばらく絶句し、落ち込んでしまいました。
一刻も早くハッカ糖をやめなくては! でもここまでくると中毒症状のようなもので、本当にやめられるかどうか自信がない……。
迷いを振り切り、いや、何とか頑張らねばと決意。元の体形を取り戻すために、1日に何度も体重計に乗るようにして、自分を戒めました。そのかいあってか、少しずつ食べる量を減らすことができるように。
あれから2年、毎日1袋以上食べる生活からは脱却し、体形も以前の姿に戻ってきています。
あのハマりようはなんだったのか。今になって振り返ると、自分でも不思議に感じるものです。とは言ってもやはり、たまに店頭で見かけるとあの爽やかな風味を思い出し、ついつい手が伸びてしまいます。