外国産小麦を使えば安く作れるという時代ではない
外国産小麦は供給量が安定していることと、価格的に国産小麦よりも安いことから、お店としても使いやすいものだったが、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻や円安の影響で外国産小麦の価格は以前と比べものにならないぐらい高騰した。
日本では輸入小麦の政府売渡価格は4月、10月の年2回改定される。
2024年10月からの輸入小麦の政府売渡価格は、5銘柄の平均で1tあたり6万6610円となり、前期より1・8%の値下げとなった。
これは3期連続の値下げで、価格は落ち着いてきたものの、一概に、外国産小麦を使えば安く作れるという時代ではなくなってきている。
