呆れた顔をした蔦重

対して「うむ。男色の相だ」とこたえた瑣吉。

「俺は随分そういう輩(やから)を見てきたからな」と確信を持った表情で続けます。

その様子をしばらく笑みをたたえながら聞いていたつよ。急に表情を変えると髷紐をキツく締めあげます。

対してその痛みから「あだだだ! 何をするオババ!」と大声を上げた瑣吉。

(『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』/(c)NHK)

書き物をしていた蔦重は、いったん筆を止めますが、呆れた顔をするとそのまま仕事に戻るのでした。