いかに真面目に英語を話せるか
<錦織は来日したヘブンの通訳を任されることに。公私ともにヘブンと関わり、トキとも関係を深めていく>
錦織はヘブンの通訳を務めているので、英語のせりふが多くあります。英語はネイティブのような発音を目指しているわけではないのですが、見ている人に違和感を与えないように練習をしてきました。昨年の12月ごろから週に2,3回英語のレッスンをしています。
明治時代に英語を話していた人は、日本語で会話をしているときにポーンと英語が出てきたそうです。今の人とは英語の距離感が違う。しゃべっている最中に急に「イッツサプライズ!」とか言うのですが、いきなり英語が出てくるとコメディっぽくなってしまう瞬間もありました。いかに真面目に英語を話せるかを頑張りました。
英語でお芝居をする難しさも感じています。英語のセリフを覚えることは難しいけれどやればできる。でも、そこに感情を載せてセリフとしてしゃべるとなると、どんなテンションを作るのかが難しい。錦織は通訳なので、「普段の会話での英語」と、「通訳としての英語」があるので、その違いは意識していますがやっぱり難しいです。自分ではびっくりするほど英語の手ごたえがないのですが、第5週の試写を見たヘブン役のトミーさんから「英語が完璧だ」とお墨付きをいただきましたので、まあなんとか形になっているのかなと思っています。