片山さつき財務大臣などOGや文化人も多士済々
中学は「強く、正しく、朗らかに」、高校では「自主、自律、自由」をモットーとしている。生徒の総合力を重視し、社会に出て活躍するときに大事となる力を重視。学問・スポーツ・文化などの活動における協同体験を大切にしているという。
鳩山一郎(元首相)、美濃部亮吉(元東京都知事)、鳩山邦夫(元法相)、渋沢敬三・山際正道・澄田智という三人の日本銀行総裁、高階秀爾(美術史学者)、永井荷風(作家)などが主な卒業生。女性の有名人も多く、佐藤欣子(法学者)、川口順子(元外相)、片山さつき(財務大臣)、檀ふみ(女優)、山口真由(弁護士)など。
悠仁親王は、2022年にお茶の水女子大学附属中学校との提携校進学制度で高校に入学し、筑波大学に学校推薦型選抜試験で進んだが、関係者の配慮で過度に特別扱いせずに、充実した高校生活を送られたとして高く評価されている。お茶の水女子大学附属とはいわば姉妹校であり、また、美智子皇后の父正田英三郎、弟の修(いずれも日清製粉社長)の母校でもあり、自然な選択だった。
東京大学には、昭和46年(1971)に125名の合格者を出してトップに立ったが、昭和52年(1977)あたりから数十名程度となり、2025年度入試では、28名、京都大学には9名が合格した。
※本稿は、『日本の名門高校 - あの伝統校から注目の新勢力まで』(ワニブックス)の一部を再編集したものです。
『日本の名門高校 - あの伝統校から注目の新勢力まで』(著:八幡和郎/ワニブックス)
開成、灘だけじゃない!
地方の隠れた伝統校から躍進する首都圏進学校まで、難関大学へ圧倒的な合格者数を誇る高校の真の実力がこの1冊に。






