お客様への返信も大切な関係構築
販売員の仕事は、店頭で接客するだけではありません。日々、多くのタスクを抱えながら仕事をしています。
その中で、どのようなタイミングでお客様からの連絡に返信するか、一日の中で考えて動く必要があります。
ご連絡には、先述したバースデーのお客様へのご連絡、直近にご購入いただいた方へのお礼の他に、お問い合わせに対する返信や、こちらからご様子伺いのご連絡、新作のご案内、イベントのご案内もあるかもしれません。
会社として、お店として、「顧客づくり」を意識するのであれば、このような時間も捻出する必要があります。
スタッフ個人に任せるだけでは、時間の捻出が難しいと感じるスタッフもいれば、時間外でやろうとしてしまうスタッフが出てくる可能性もあるでしょう。
店頭の混雑状況や人手不足など、色々な事情があることも理解できますが、ご連絡も、接客と同じくお客様との大切なコミュニケーションの一つと捉えて、工夫しながら時間を捻出できるといいですね。
たとえば、
・ 朝礼後、一人一件ずつお客様に連絡をしてから店頭へ
・ 日中一人30分ずつ、お客様へのご連絡時間を順番に取る
・ 退勤前に、一人三名のお客様にメッセージを送る
など、何が正解ということはありませんので、あなたのお店の環境に合わせて、よい方法が見つかるよう、まずは話し合ってみるといいかもしれません。
※本稿は『「自分」というブランドを売る 元ルイ・ヴィトン トップ販売員が大切にしてきたこと』(大和出版)の一部を再編集したものです。
『「自分」というブランドを売る 元ルイ・ヴィトン トップ販売員が大切にしてきたこと』(著:土井美和/大和出版)
なぜ、あの人から買いたくなるのか?
ロングセラー『トップ販売員の接客術』で多くの支持を受けた、顧客作りのスペシャリストが現場で経験してきたことを基に、どうすればお客様に選んでいただけるのか、その考え方や日々の習慣を伝える最新刊。




