モノはワンタッチでとり出す
「最初のひと手間」で、作業がラクに
アクション=手間。この数(カウント)を限りなく減らし、ほぼワンタッチでモノをとり出せるようにすることが私の目標です。
ここで、具体的に私たちのアクションをカウントしてみましょう。
例えば食器棚から、1枚の大皿をとり出す時。(1)扉を開ける、(2)上の小皿をいったんとり出す、(3)下の大皿をとる、(4)上の小皿を棚に戻す、(5)扉を閉める。これで5つのアクションがあることがわかりました。大皿を使ったあと洗って棚に戻す時は、さらに5アクション。アクションカウントが多いほど、人は面倒くさいと感じるもので、しまいには小皿の上に大皿を重ねて扉を閉めてしまいます。
扉を開けてワンタッチでとり出すためには、食器の数を厳選することがポイント。必要な枚数、必要な種類、大切に使えるモノだけを手元に置くのです。そして、棚に収納するときは、お皿をできるだけ重ねません。重ねるとしても、同じ種類の同じ用途のお皿をごく少し。