(以下全てイラスト:たまご)
『レジャー白書2022』によれば登山の参加人口は440万人(21年度)と、たいへん多くの方が楽しんでいます。一方、登山を通じて遭遇した出来事や気づいたこと、”あるある”などをブログで発信し、人気を博しているのが主婦のたまごさん。今回のテーマは「山の水」です。

山での「グビッ」はちょっと待って

登山に飲料水は多めに持っていく私。でも、つい“もったいない”気持ちが勝って、チビチビ飲んでしまいがち。

だから登山道に「水場」と書かれた標識を見ると、もうそれだけでテンションが上がってしまいます。夏の炎天下なら、冷たい沢水で手を洗い、顔をぬらすだけでも生き返るよう。

【1】お腹の調子が悪いワケは…

でも、そこでグビッと飲むのは……やっぱりちょっと待って!

実際、どんなに澄んで見えても、野山の水には動物の糞尿や死骸、微生物が混ざっていることがあります。

特に数年前に「本州でもエキノコックス発見」というニュースを見て以来、私自身は山の生水を口にしなくなりました。