キャストの皆さんの力をお借りして
キャストはすでにご接点がある方にお願いしました。
異星人“トーカー”を監視する”悠吾”の役を演じてもらった渡辺大知さんとは、前から「いつか何か一緒に作れたら」という話をしていて。実際に、彼から多くの提案をもらいながら制作を進めることが出来ました。
妻でもある菊地凛子さんには、悠吾とともに監視役を務める”咲恵”役を演じてもらいました。彼女とは以前から一緒に作品を作っていますが、いつも自分の意図を深く理解してくれるので、ありがたい存在です。
川瀬陽太さんには、弱いけれど信念を持っている“佐々木”という役を「いい感じの抜け感」で演じていただきました。
『べらぼう』で接点があった津田健次郎さんには”木村”役を。台本を書いている段階から頭の中で声が流れ出してしまって…。完全に津田さんの声をイメージして書き上げました(笑)。 何を口にしても説得力がある方ですので、特に作品に込めたいと考えていたメッセージをセリフに散りばめています。
映像の場合、撮影後、すぐにモニターでチェックできるので主観と客観を行き来しやすい。でも、音だけの場合、閉鎖的な空間で演じる分、主観性が強くなる。そう思ったので、自分は収録時に同じ部屋に入らず、別室から聞く形で進めました。ただし、ある声だけ、実は自分が担当していますが。
結果的に、キャストの皆さんが、イメージしていた世界を何倍にも膨らませて演じてくれました。自分がやりたいことをそれぞれが理解し、「こういうセリフにした方が、やりたいことができるんじゃないか」とアイデアをたくさん出してくれて、大変助かりました。