第8話あらすじ

ノナマーレの社員として、兆(岡田将生)に“選ばれし者”の条件、それは《いらない人間》であること―。未来(2055年)に実体がある兆は、この2025年の世界で誰とも結びつきがない、ディシジョンツリーの外側にいる人間を使うことで、影響を最小限に、世界の形を変えようとしていたのだ。

(『ちょっとだけエスパー』/(c)テレビ朝日)


すべてを失い絶望していた文太(大泉洋)、同様に孤独だった桜介(ディーン・フジオカ)、円寂(高畑淳子)、半蔵(宇野祥平)……全員が、「もしもエスパーになっていなければ、今年中に死んでいた人間」であるから「人を愛してはいけない」というルールだったと告げられ、愕然とする。そんな中、突如、桜介の身体に異変が…。

四季(宮崎あおい)は、夫の《ぶんちゃん》が、文太ではなくフミト(岡田将生)であることを思い出した。ただし、四季とフミトが出会い結婚するのは来年、2026年の出来事。未来の記憶が混じったのは、半年前に兆が飲ませた白銀色の液体“ナノレセプター”が原因。

予定通り行けば「十年分の記憶」を無意識下にインストールでき「四季を救う」ことができるのだと兆は言っていた。だが途中で停電が起き、記憶が最適化されないままインストールは失敗してしまった。そのせいで四季は、まだ見ぬ夫を求めてさまようことになり、文太が代わりにあてがわれたのだった。