「鳥取の布団」を教えてくれたのは…
トキがヘブンに披露した「鳥取の布団」。実はこの怪談は、第11回でトキの結婚相手、銀二郎がトキに語ってくれた物語でした。
「怪談を話すのにあたってトキがこだわった舞台演出。暗がりと蝋燭は 11話で 銀二郎さんが怪談を話してくれたシチュエーションを踏襲してるんだよね。そして『鳥取の布団』の話は、他ならぬ その銀二郎さんから教わった怪談です」
「『鳥取の布団』とトキが言い出したところで泣いてしまった。本当に好き合った人は、別れたあともいなくならない。自分の血や肉に宿って、様々な場面で力になってくれる」
「最初に『鳥取の布団』を披露した時のおトキは、おトキであっておトキじゃないような感じで、いたこみたいな雰囲気すらあったんだけど、もしかしたらそれはおトキの中の銀二郎さんだったのかもしれないね。2回目の『鳥取の布団』はおトキが話してたんだよ」
「視聴者は鳥取の布団を聞くと自然と銀二郎さんが思い出されて胸がキュッとなるようにされている」
「初めて巡り会った怪談好きで結婚した人から話してもらった『鳥取の布団』を、これから結ばれる怪談好きになったヘブン先生に語る話として選んだおトキちゃんのチョイスよ!」
など、トキの中に銀二郎さんがいたことを感じた人たちが多くいました。
一方で、
「初めて語る怪談が銀二郎との思い出の『鳥取の布団』なの、銀次郎への想いにひと区切りついたんだろうかとか、余程その話が好きだったのだろうかとか、布団ならヘブン先生にも慣れ親しんだものだからだろうかとか、色々想像出来て良い」
と物語の余白に思いをはせた人もいました。