引きずられているように見えて実は…

イベントにて「階段落ち」をキーワードに選んだのが、駿河屋市右衛門役を演じた高橋克実さん。高橋さんは、最初に蔦重を階段から落とした際のエピソードを紹介しました。

(『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』/(c)NHK)

「蔦重を階段の上から投げ飛ばすシーン。投げる前に、蔦重を引きずりまわすところがありましたでしょ? でも実際には、人を引きずるってなかなか簡単にはできないんですよ。

実はあれ、引きずられているように見えて、全部、流星さんが自ら動いているんです。あの体勢で、すごいですよね。

彼の身体能力がずば抜けているからできた。本当にね。なのであのシーンはぜひもう1回見ていただきたい」

対して鶴屋喜右衛門を演じた風間俊介さん。

「覚えてますよ。あれ、克実さんが引きずっているようにしか見えなかった。そんな重いわけじゃないと思うけれど、人を引きずるって、なかなかあんな風にはいかない。見ていてすごい、と思いましたね」