冷凍したキノコ類と、お気に入りの冷凍サバ

健康でいることが一番の節約

なりふり構わず節約を極めれば、1ヵ月5万円以下でも生活はできます。毎日、モヤシとキノコ、鶏むね肉だけ食べると決めたら、食費も月に1万円以下で済むはずですから。

けれど、節約を重視するあまりに栄養バランスが偏り、5年後、10年後に健康が損なわれて医療費がかかってしまったら意味がありません。健康でいることが一番の節約だと私は考えています。以前はまったく行ったことがなかった大腸がん検診や持病の腰痛を改善するためのクリニックにも、この生活をはじめてから通うようになりました。

正直な話、年金も5万円より10万円もらえたほうがいいですし、物価高じゃないほうがいい(笑)。でも、それはいくら考えても仕方のない話ですよね。自分が置かれた状況でどう生活していくかを考えなければ、前に進めませんから。

それに、使えるお金が限られているからこそ、自分にとって何が不要で何が大切なのか、お金を使う優先順位を考えるようになる。すると、何も考えずにお金を使っていた頃よりも生活の質が良くなって、より自分らしい生き方につながっていくと私は実感しているのです。

そうそう、節約したお金は使わずに貯金しています。なぜかと言えば、突然家のどこかが壊れるかもしれないし、事故に遭って医療費が必要になる可能性もあるからです。

すぐに使えるお金があるということは、心穏やかに暮らすための安心材料。そんな心境になれたのも、節約を通じて自分の身の丈に合った「ちょうどいい生活」を手に入れることができたからだと思います。

【関連記事】
年金月5万円生活の紫苑「お菓子ばかりで過敏性大腸炎に。自炊で別人のように健康になった」荻原博子「心の豊かさはお金の多い少ないに比例しない」【2025編集部セレクション】
小山明子90歳「コロナ禍からの経済破綻で2度目のうつに。お金の管理を全て息子夫婦に任せたことで、4年間で暮らしを立て直し」
取材現場をのぞき見!~ff倶楽部スペシャル動画【第5回】荻原博子さん&紫苑さん~