その後

数十分後、家内が私のところに来たので、その後どうだったか問うと、これまた驚きの答えが返ってきた。

なんと娘が生まれてから10年間、我々夫婦は一度もお小遣いをあげていなかったことが判明した。

『経験 この10年くらいのこと』(著:上田晋也/ポプラ社)

もちろん、必要な服や文房具などは買ってあげていたし、お菓子や本なども一緒に買いにいったりはしていたのだが、月々のお小遣いというものを一度もあげていなかったのである。娘からの要求もなかったため、私も家内も、子どもにお小遣いをあげるという概念がすっぽりと抜け落ちていたのである。

「そりゃ俺たちが悪いわ。お菓子も買いたくなるわな」と言い、次の月から毎月お小遣いをあげることにした。