人は得てして、好きなものや気になるものに目が留まりがちです。でも実は、気にも留めなかったことや、苦手だと思っていたことのなかにも、自分を変える新しい種があるかもしれません。
一方、せっかくチャンスがあっても拾わない人がいます。たとえば、「あなたの発想は面白いから、うちの仕事を手伝ってみませんか」と声がかかっても、「自分なんか」と卑下したり、「私にはそんなの無理だ」と決めつけてしまったりする。そういう思考をしてしまう人は、いわゆる自己肯定感が低い状態なのかもしれません。
ここで気をつけたいのは、「自己評価」と「自己肯定感」は違うということです。自己評価というのは、「自分の能力はこのくらいだ」とか、「目標に対して、これだけできた」といった客観的な評価のこと。なかには、やや厳しめに自分を評価する人もいるかと思います。
でも、たとえ自己評価が低かったとしても、「だからといって、自分の存在価値や尊厳は損なわれない」と思える感覚が「自己肯定感」です。
反対に、「自分なんか必要ない」とか、「どうせ私なんか」といった自己否定の感覚があると、チャンスがあっても見ようとしない、拾おうとしないという行動に繋がりがちなため、運が悪いように錯覚してしまいます。