受賞した多彩な活動
第4回樋口恵子賞を受賞した1人と3団体をご紹介しましょう。
◎相川明子さん(神奈川県)
今回、個人での受賞となった神奈川県の相川明子さんは、1985年に6人の母親たちと鎌倉の自然のなかで子育てをしようと「なかよし会」を発足。40年たつ今も会の活動は続き、1~3歳の子どもたちが野山でどろんこになって遊んでいます。自然環境を変えかねない開発計画が起こった時は15年もの間、市に自然保護を訴え続け、景観と生態系を守る形の公園として決着。同会では農作業体験の実践なども行っています。
「思わぬ賞を受賞して感謝感激でございます。1985年から40年になりました」と相川さんは感慨深げに挨拶しました。
◎(認定)特定非営利活動法人 生活困窮・ホームレス自立支援ガンバの会(千葉県)――代表者 副田一朗さん
活動内容を説明する生活困窮・ホームレス自立支援ガンバの会(千葉県)の副田一朗さん(撮影:婦人公論編集部)
1997年より千葉県市川市でホームレス支援を開始、今は居住支援を中心に活動するガンバの会。代表の副田さんは、「活動して28年。私たちのような団体は早く日本社会から消えるべき、そんな日が来てほしいと思いながらやっておりますので、脚光を浴びるのはやや複雑です」と語ります。
「生活に伴走しながら」人生の支援を徹底して行う同会。ホームレスのアパート入居に始まり高齢者の通院等の生活支援、さらには葬祭や墓地の運営まで。「人は一人では生きていけない。孤立をどう防ぐかが大きな命題」とし、支援を受ける人同士の交流を目的に旅行などを企画。現在は、応援する人たちの高齢化が課題だそう。添田さんは「経済格差がない社会を」と強く呼びかけました。