『live image』の思い出

2007年にプロデビューし、2008年の『live image 7』出演でその夢を叶えることができたのですが、あの時の緊張は今でも忘れられません。私なんかが出てもいいんだろうか? という不安を抱えながらも、このチャンスを大切にしなければと、全力で挑みました。大先輩方からは音楽家としての振る舞いはもちろん、お客様を楽しませるトークなど、エンターテイメントな要素までたくさん教えていただきました。クラシックコンサートというと構えてしまうという方も多いと思いますが、『live image』はリラックスできる空間演出がとても魅力的。そこが多くの皆様に愛された理由だと思います。

『live image』の思い出というと、やはり憧れの方とのコラボレーションが忘れられません。ヴァイオリニストの巨匠・古澤巌さんと初めてコラボさせていただくことになった時、父に「お前には古澤さんのような人の心を掴む演奏はまだできない」と言われたんです。古澤さんにもアドバイスをいただきながら、必死になって食らいついたことを思い出します。小松亮太さんとのコラボも非常にスパルタで。人を引き込む力というものがアーティストにとっては大事なのだと実感しました。キャリアのある方こそ、見えないところで努力を重ね続けている。だからステージで自由に演奏ができるんですよね。

私も2022年にデビュー15周年を迎え、ようやく父から怒られることはなくなりました。ヴァイオリニストを目指し始めた時から、一度も褒められたことがなかったのですが、ここ数年は褒め言葉の並ぶ長文のメールが送られてくるので、逆に怖い。(笑)

 

ここ数年は褒め言葉の並ぶ長文のメールが送られてくるので、逆に怖いです(笑)