昭和22年に設立された
栄光学園はイエズス会によって設立された。イエズス会は、イグナチオ・ロヨラやフランシスコ・ザビエルらによって1540年に創立された修道会で、前教皇フランシスコも属している。
日本では、すでに16世紀に安土(滋賀県近江八幡市)などに学院を創設していたが、近代では、大正2年(1913)、東京に上智大学、昭和13年(1938)、神戸に六甲学院を設立した。そして昭和22年(1947)、神奈川県横須賀市に栄光学園を設立した。
大船駅から1.4キロに位置する鎌倉市玉縄の現在地に移転したのは昭和39年(1964)である。1学年は180名で、完全な中高一貫制。その教育理念は、「栄光学園の教育は、キリスト教的価値観、また、イエズス会の創立者イグナチオの精神を基盤とし、生徒一人ひとりが神から与えられた能力を十全にのばし助けることを基本理念とする」(栄光学園ホームページ)とある。
学年別に年2回開かれる父母会に加えて、地区別懇談会(通学区域を20地区に分け、各地区で実施)を開いて、保護者と教員とが連携をはかっていくことができるようにしている。
2時間目と3時間目の間には、現在は任意だが上半身裸で体操をする「中間体操」に取り組んでいる。また、江ノ島から小田原まで30キロを歩く「歩く大会」という行事もある。
また、全国高等学校クイズ選手権での優勝経験もある。
養老孟司(解剖学者、『バカの壁』著者)、宮家邦彦(元外交官)、青木盛久(ペルー大使)、隈研吾(建築家)、近衛忠てる(ただてる。「てる」は、火に軍)(国際赤十字社長)、反町理(元フジテレビ)らの卒業生がいる。
※本稿は、『日本の名門高校 - あの伝統校から注目の新勢力まで』(ワニブックス)の一部を再編集したものです。
『日本の名門高校 - あの伝統校から注目の新勢力まで』(著:八幡和郎/ワニブックス)
開成、灘だけじゃない!
地方の隠れた伝統校から躍進する首都圏進学校まで、難関大学へ圧倒的な合格者数を誇る高校の真の実力がこの1冊に。






