「娘は娘」

――フミはトキとヘブンをどんな気持ちで見守っていると思われますか?

第14週でトキとおじじ様それぞれの恋がいっぺんに成就した時は、もう呆気にとられて夢なのか現実なのかわからないような状態でした。そのシーンの自分の顔が本当にほうけていたのを覚えています(笑)。

結婚の挨拶パーティーでヘブンさんがみんなの嘘について言及した時は、トキが隠したいなら隠していいし、親がでしゃばることじゃないと思っていました。きっとタエさんも同じ気持ちで親として一歩引いていたと思います。「娘は娘」というのが、タエとフミの分かり合っている部分ですね。

結婚を機に引っ越した武家屋敷は広く、コソコソ声も「コソコソになってないやろ!」とツッコミたくなるほど狭かった長屋住まいとは大違い。お芝居の距離感も変わりました。あかりちゃんが演じるトキも大人びてきて、なんだか遠く感じますね。子トキ(福地美晴)の頃から見守ってきて、現代の「友達親子」のように仲良く買い物に行ったりするのが楽しかったので、少し寂しさも感じます。

(『ばけばけ』/(c)NHK)

第18週でトキが石を投げられた時は、本当に腹立たしかったです。ヘブンさんと同じく、いち早く犯人を探してやり返しに行きたいぐらいの気持ちでした。トキ自身がヘブンさんのために我慢しているのに親である自分が邪魔してはいけないとぐっと堪えましたが、あんな勝手なことをされたら母親としては許せません。