仲野太賀を見よ!
そして何より、第6回に関して言えば、仲野太賀さんの演技、その真骨頂を垣間見ることができると思います。
特に小一郎がある覚悟を決めるシーン。現場で見ていて鳥肌が立ちましたし、実際、彼自身もかなりの覚悟を持って演じていました。第6回については「仲野太賀を見よ!」とあらためてお伝えしたいです。
さらに小栗旬さん。
もともと、心に傷を抱えているという人間臭さや弱さ、かつ迫力と覚悟の両面を表現できる方ということが、小栗さんに信長役をお願いした理由でした。
そしてお気づきになっていると思いますが、このドラマは豊臣兄弟と織田兄弟を対比する構造としていて。
第4回の最後に弟・信勝(中沢元紀)を殺害してしまったという彼にとってトラウマとなったお話をチラ見せしていますが、第6回ではその話がよりしっかり描かれます。それによって『豊臣兄弟!』で描く信長像というのはこういうもの、ということがあらためて提示できたように思います。
最後に藤吉郎。
藤吉郎自らが犠牲になる可能性があるとわかっていても、それでも小一郎を信じきるという、ある意味での彼の異常性ですよね。そこまでいっても差し支えないと思うのですが、その異常性を池松壮亮さんに演じ切っていただくことができました。