仕事、家事、恋、子育てと、日常を駆け抜けていらっしゃるお嬢様方、おかえりなさいませ。今夜も、執事がとっておきの短歌をご用意いたしました。お疲れの心にひとさじの癒やしになりますよう、どうかごゆっくりお召し上がりください。さて、本日はどんなお嬢様からのお呼びでございましょう……

ルッキズムに囚われないことは可能?

新宿駅すれ違いざま美しい破裂音にて「ブス」と言われぬ  川口慈子『世界はこの体一つ分

お嬢様、鏡を見ながら何をお考えで? え? 私ってブスかって?

そんなそんな、お嬢様はオンリーワン、ナンバーワンにならなくっていいのでございます、それぞれが特別なオンリーワン……、いやいやいやいや、決してそれはそういう意味では……ではどういう意味かと問われましても……上中下で言ったら何かとおっしゃられてもそんな残酷な……いやいや、どうしても言えと? 中の中、いえいえ! 嘘でございます、上の下……ええい、何を言っても怒られてばかり、容姿とはどこまでもセンシティブなお話でございますね。

ルッキズム反対と言われつつ、S N Sで皆が発信できるようになった今、気付けばひとの容姿をジャッジしている、あるいはさせられる世の常。本当ならば気にしたくないのに、やはり目に飛び込んでくるのが容姿でございます。場合によっては学生が整形するのも当たり前、アンチエイジングの文化はどこまでも広がって場合によっては整形ギリギリ、メディアが発達した今、美容と容姿は大きなトピックスでもございます。


特に異性との間で容姿のジャッジはつきもの。「ただしイケメンに限る」なんてネットミームもできましたが、ますます異性間の交流を拒むものになってしまっている気がしてなりません……。