私、召使いじゃないんだけど


イライラを溜めないように流していたら、諦めることに慣れてしまった。
変わらない敦史を前に、いつの間にか大きく広がっていた心の距離。
「私、昔はこんなにイライラしなかったんだっけ?」
過去を振り返る紗綾の前に現れたのはーー。
※本稿は、『1122 五代夫婦の場合(1) 』(講談社)の一部を再編集したものです。
『1122 五代夫婦の場合(1) 』(渡辺ペコ/講談社)
夫・五代敦史(40歳)。妻・五代紗綾(37歳)。一人娘の莉生を育てる、結婚10年目の夫婦。自分たちは「いい夫婦」で「しあわせな家族」。
そう思っていた敦史は、ある日突然、紗綾から別れを告げられる。夫にとっては思いがけぬ宣告だけど、妻にとってはこれまで積み重なった不満や不信の爆発だった。
妻の本音、夫の言い分。毎日一緒にいるのに、どうしてこんなにすれ違ってしまうのか――。
実写ドラマ化もした大人気作『1122』のスピンオフ! もう一つの「夫婦」の葛藤と再構築の物語。




