大量の求人
トラックへの荷積みでペアを組んだ30代の男性はWワークだった。これから会社へ行くそうだ。週に3回宅配会社で働いて、独立するための資金を貯めているそうだ。どんなビジネスを始めるのかは教えてもらえなかった。
スタート時に見かけた高校生のギャルグループは更衣室で制服に着替えて走っていった。学校へ行くらしい。朝授業の前に働くのだから、夜のバイトよりも健全だ。
「行っていらっしゃい! 気を付けるんだよ! また手伝ってね!」
宅配便会社の人が鼻の下をのばしてギャルグループを見送る。彼女たちは常連なのだろう。
まじめに働き、残業の依頼にも応じたからだろうか、それからは毎日仕事の依頼が来る。宅配便の仕事は昼夜問わずあるので、早朝、午前、午後、夜……すべての時間帯の仕事依頼が届く。同じ会社の別の営業所からも求人が届く。トータルすると、1日に100通を超えるのではないだろうか。その状況は倉庫で働いて半年近く経ってもまだ続いている。
宅配物は今後も増えるはず。営業所も増えているようなので、まだしばらくは求人が減らない業種だろう。
※本稿は、『60歳からのハローワーク』(飛鳥新社)の一部を再編集したものです。
『60歳からのハローワーク』(著:神舘和典/飛鳥新社)
就活経験ゼロの63歳ライターが“仕事探しの旅”へ。
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